スーパーマーケットで上善如水の小さい瓶を見つけたので購入しました。
「じょうぜんみずのごとし」と読みます。
日本酒を知っている人にとっては有名なお酒ですよね。
ここでは、上善如水 純米吟醸をレビューします。
上善如水を飲んでみた
外観はこんな感じです。
275mlの小さな瓶です。
1~2日で飲み切ることができる量なので、1人飲みだとこれくらいの量で充分ですね。
水色っぽいさわやかな印象の瓶ですね。
常温
水のようにすっと入ってくるお酒です。
アルコール感はほとんど感じません。
香りがよくて飲みやすいです。
冷蔵庫で冷やして
冷蔵庫で冷やすと雑味が完全に消えて、さらにやさしい飲み口になります。
冷やして飲むほうがこのお酒の持ち味が出る感じですね。
日本酒特有のアルコール感や香り、雑味などはほとんど感じないので、日本酒の初心者や苦手な人でも美味しく楽しめるお酒だと思います。
その反面、お米の濃い味わいが好きな人には物足りないと感じる味わいかもしれませんね。
やさしい味わいのお酒なので、あっさりした味の料理に合うと思いますが、私個人的な好みだとお酒だけで楽しみたい感じがします。
買ってきたらすぐに冷蔵庫に入れて、キンキンに冷やして飲むのが一番美味しいと思います。
上善如水ってどんなお酒?
上善如水(じょうぜんみずのごとし)というのは、昔の中国の哲学者である老子の言葉から名づけられた名前なんだそうです。
参考:http://www.jozen.co.jp/top/jozenmizunogotoshi.asp
上善如水(じょうぜんみずのごとし)というのは、昔の中国の哲学者である老子の言葉から名づけられた名前なんだそうです。
老子は中国の道教という宗教では神様として扱われている有名な人です。
中国では日本と同じく亡くなった偉人が後の時代に神様として扱われることがありますが、老子はそんな偉大な人なんですね。
上善如水(じょうぜんみずのごとし)は、老子の、
「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵むところに処る。」
という言葉から名づけられたんだそうです。
人間の理想的な生き方は水のように様々な形に変化する柔軟性を持ち、他と争わず、自然に流れるように生きること。
というお酒を目指した、という壮大なテーマが込められた名前なんですね。
上善如水の商品ラインナップ
参考:http://www.jozen.co.jp/top/jozenmizunogotoshi.asp
上善如水には、今回飲んだ「純米吟醸 上善如水」の他に、
熟成の上善如水 純米吟醸
上善如水 純米大吟醸
生の上善如水 純米吟醸
ロック酒の上善如水 純米
上善如水 スパークリング
といったラインナップがあります。
「純米吟醸 上善如水」はすっきりと水のようなきれいな飲み口が特徴のお酒ですが、レビューを観ると他の種類のお酒は違う個性があるようなので、いつか飲み比べをしてみたいと思っています。
上善如水 純米吟醸の味わい
アルコール度数 14度~15度
精米歩合 60%
日本酒度 +5
香りがよく飲みやすいお酒ですが、アルコール度数は普通の日本酒と同じ15%前後です。
日本酒度+5というのはどちらかといえば辛口の部類に入りますが、辛さは全く感じません。
香りが華やかなので甘く感じるというのもあるかもしれません。
日本酒の初心者にもおすすめの味わいだと思います。
このようなお酒が、吟醸酒を中心に日本酒ファンのすそ野を広げる力になっているんでしょうね。
まとめ
・すっきりと軽い飲み口で非常に飲みやすい日本酒
・純米酒の濃いお米の風味や味を楽しみたい人には物足りないと感じるかも
・日本酒初心者が最初に飲むのに最適な日本酒の1つ