お酒は食事や余暇の時間を楽しくしてくれたり、友人とのコミュニケーションを豊かにしてくれます。
しかし、適量を超えて飲んでしまうと健康に害が出ることも事実。
ここでは、お酒の適量についてお話しします。
お酒の適量の基準
お酒の適量は、厚生労働省によってガイドラインが定められていて、適正なアルコールの摂取量は1日におよそ20gとされています。
この20gというのは、お酒に含まれている純アルコール量のことです。
特に、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人や女性、高齢者は20gを上限として、これよりも少ない量の飲酒にとどめると、ほどよくお酒が楽しめるということになります。
男性で40g、女性で20gの飲酒量を超えてくると生活習慣病のリスクが高くなってくると言われています。
参考:健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料 - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_02.pdf
※114ページから、飲酒についてのレポートです。
「アルコール20g」のお酒の量
純アルコール量で20gのお酒の量とは、どのくらいの量なのでしょうか?
日本酒だと、およそ1合(180ml)が目安になります。(アルコール度数15度の場合)。
「アルコール20g」のアルコール量の目安
ビール:500ml(中瓶1本)
ウイスキー:60ml(ダブル1杯)
焼酎:110ml(ストレートの量)
ワイン:180ml(1/4瓶)
缶酎ハイ:500ml(1.5缶)
意外と少ない、と感じる人もいるかもしれませんね。
気を抜くとあっという間に超えてしまう量だと思いますので、飲みすぎないように注意したいですね。
休肝日を設けよう
休肝日とは、お酒を飲まない日のことです。
いくら適量の飲酒をしていると言っても、毎日お酒を飲むことは控えた方が良いです。
毎日お酒を飲んでしまうと、アルコールを処理する肝臓に負担がかかり続けてしまいます。
休肝日を設けることで、肝臓を休めることができます。
1週間の内、2日は休肝日を設けることをお勧めします。
参考:公益法人 アルコール健康医学協会
「12の飲酒ルール」を守ろう
厚生労働省は「健康を守るための12の飲酒ルール」を提案しています。
こちらがガイドラインになります。
参考:飲酒のガイドライン | e-ヘルスネット 情報提供 - 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-003.html
こちらでも紹介させていただくと、
1、飲酒は1日平均2ドリンク以下
2、女性・高齢者は少なめに
3、赤型体質も少なめに(赤型体質=お酒を飲むと顔が赤くなりやすい体質)
4、たまに飲んでも大酒しない
5、食事と一緒にゆっくりと
6、寝酒は極力控えよう
7、週に2日は休肝日
8、薬の治療中はノーアルコール
9、入浴・運動・仕事前はノーアルコール
10、妊娠・授乳中はノーアルコール
11、依存症者は生涯断酒
12、定期的に検診を
自分の飲酒習慣と照らし合わせて確認してみたいですね。
まとめ
・お酒を飲む量は1日にアルコール20g(日本酒1合=180ml)
・「12の飲酒のルール」を守ろう