日本酒の中でも、お米と麹と水だけでつくられているお酒「純米酒」。
日本で一番売れているお酒は沢の鶴の「米だけの酒」です。
ここでは、沢の鶴「米だけの酒」についてレビューします。
純米酒売り上げNo.1の日本酒
日本の純米酒の売り上げのナンバーワンなのが、沢の鶴の米だけの酒です。
純米酒はお米と米麹だけでつくられていています。
パック酒には、月桂冠の「月」、大関の「のものも」、白鶴「まる」等、大手の酒蔵が様々な銘柄をつくっていますが、たいていのお酒は醸造アルコールや、糖類、酸味料などが添加されているお酒です。
沢の鶴はパック酒でも純米酒というのが特徴になっています。
購入金額は税込みで767円。
スーパーマーケットやドラッグストアでもよく販売されているお酒です。
沢の鶴「米だけの酒」を飲んでみた
箱におすすめの温度帯が書かれています。
冷・・10℃~15℃
燗・・45℃~50℃
というのが、おすすめの温度帯とのこと。
常温
まずは常温。
パック酒は基本的に常温ではあまりおいしくありません。
が、この「米だけの酒」は意外に普通に飲めます。
若干甘めですが、すっきりしていてイヤな甘さではありません。
香りは控えめ、ある程度のふくらみというか旨味もあって美味しいお酒です。
冷蔵庫で冷やして
冷蔵庫で冷やして飲むと、甘さがさらにすっきりして味のバランスが良くなります。
「果実のような香りがし・・」という案内がパックにされていますが、香りはそれほど強くはありません。
が、結構ふくらみとキレがある味わいなのは間違いありません。
このお酒は冷やして飲むのが一番美味しいと思います。
お酒の味が口の中に結構しっかり残るので、食事と一緒に飲むのも良いですね。
お酒だけで飲むなら舐めるための塩が欲しい感じです。
燗(45℃)
45℃の燗にして飲んでみました。
正直、期待したほどの味わいではありませんでした。(冷酒にしたときにバランスが好き、という個人的な好みもあります)
燗にするのは、旨味と酸味が強めの純米酒の方が美味しいと思います。
繰り返しになりますが、冷やして飲むのが一番美味しいです。
いわゆる日本酒らしい日本酒なので、あまり日本酒の初心者や日本酒になじみがない人には向かないお酒だと思います。
しかし、パック酒としてはかなりの高いクオリティのお酒だと思います。
日本酒を冷やして飲むのが好きなら、日常で気楽に飲むのには良いお酒ではないかなと思います。
料理酒に最適!
Amazonのレビューを見ると、料理酒に使っていると人が多いのがわかります。
料理酒には食塩などが添加されているので、料理酒の代わりにこの「米だけの酒」を使う人が多いようです。
パック酒にしては旨味が強い(うまみ成分であるアミノ酸などの成分が多い)ので、料理酒に向きなんだと思いますね。
魚や肉の臭みを取るのにお酒を使ったり、「美酒鍋」という水の代わりにお酒を使う鍋もあったりします。
料理酒代わりに使うのもおすすめです。
沢の鶴「米だけの酒」ってどんなお酒?
沢の鶴「米だけの酒」は、沢の鶴の醸造責任者が家で飲んでいるお酒なんだそうです。
参考:https://www.sawanotsuru.co.jp/site/junmaishu/komedake/
ワンランク上のパック酒、というコンセプトでつくられたお酒で、米と米麹のみを使用した100%無添加のお酒です。
軽い味わいでもしっかりと米の風味や旨味を感じてもらうために、麹米をその他の原料米よりも多く精米してつくられたそうです。
味わい
精米歩合・・麹米65% / 掛米75%
アルコール分・・14.5%
日本酒度・・+2.0
酸度・・1.5
アミノ酸・・1.4
以上、沢の鶴「米だけの酒」のお話でした。
パック酒としてはかなり美味しい部類のお酒だと思います。
特に、冷酒で飲むなら一番です。
料理酒としてもおすすめで、老舗酒蔵のこだわりが詰まった良いお酒ですね。パック酒といってバカにできるようなクオリティのお酒ではありません。
日本酒のイヤな部分が少ないお酒でもあるので、日本酒に興味があったらぜひ飲んでみてほしいお酒です。