お酒以外の日本酒関連

日本酒のつまみには塩! 塩の選び方とおすすめの塩について解説

日本酒は料理と一緒に楽しむのも美味しいお酒です。

魚料理を中心に和食と一緒に楽しむのが好き、という人も多いと思いますが、日本酒のつまみの定番に「塩」があります。

塩を舐めながらお酒を飲む、というスタイルです。

 

ここでは日本酒のおつまみとしての「塩」についてお話します。

塩の選び方やおすすめの塩についても説明してみたいと思います。

 

日本酒と塩

日本酒のつまみをさかな(肴)とも呼びます。

塩を肴に日本酒を飲む、というのは戦国時代には行われていた記録があるそう。

江戸時代には升でお酒を飲むときにはふちに塩が盛られていて、それを舐めながらお酒を飲むというスタイルでお酒が楽しまれていたそうです。。

 

日本酒はアミノ酸が多いのが特徴のお酒で、食事とともに飲むのが美味しいです。

食事と一緒にお酒を飲むことで、体に吸収される速度が緩やかになるので、酔いが緩やかになります。

日本酒だけで飲むときに和らぎ水を飲むことでアルコール分が薄まり、酔いにくくなるのですが、同時に塩を舐めることで、口の中に残った日本酒の甘味や旨味がリセットされます。

そうすることで、日本酒の味ががわかりやすく、美味しく飲めるというメリットがあります。

 

日本酒以外のお酒にも塩は使われている

日本酒以外のお酒にも、ソルティードッグやマルガリータというカクテルには、グラスのふちに塩を塗って提供されます。(スノースタイルといいます)

ブラッディメアリーに使うこともあるそう。

見た目の意味もあるのですが、塩味を舌で感じることで、お酒が甘く感じるという効果もあります。

 

ソルティドッグはウォッカとグレープフルーツジュースと氷を、塩を付けたタンブラーかロックグラスに入れたカクテルです。

ちなみに、グラスに塩を塗らない場合はブルドッグというカクテルになるそうです。

また、マルガリータは、テキーラ、ライム ホワイトキュラソーをシェイクしてカクテルグラスに注いだお酒です。

 

カクテルの場合、苦みや酸味を感じやすいお酒に塩味を加えることによって甘味を引き出すという役割を担っています。

味の5台要素は甘味・苦味・酸味・塩味・うま味の5つなのですが、お酒には基本的に塩味だけがありません。

そこで、塩を舐めることで味のバランスを整えるという役割があるんですね。

 

おすすめの塩とは

それでは、どんな塩を選べばいいのでしょうか?

基本的に、よく食卓で使用される食塩はあまりおすすめしません

食塩は、海水の中からイオン膜を利用して「塩化ナトリウム」だけを抽出した塩となっています。

採りすぎは体に良くないといわれることが多いですし、何より塩辛いだけであまりおいしくありません

 

食塩が登場したのは、昭和の時代に入って以降のこと。

江戸時代以前の日本で使用されていた塩は食塩ではなく天然塩だったはずなんですね。

もし日本酒に合う塩を選ぶなら、天然塩を選ぶほうが良いんです。

天然塩はミネラルが豊富で美味しい塩ですし、ふだんの料理に使っても美味しくなります。

 

塩の選び方

塩の裏のラベルの製造方法を見てみましょう。

「天日」、「平窯」

と書いてあるものであれば天然塩です。

 

また、

「イオン膜」「立釜」

と書かれているものであれば、塩化ナトリウムだけを抽出した食塩になります。

 

ちなみに、「溶解」と書かれている塩は、外国産の天日塩を溶かしてにがりを加えて作った塩になります。

食塩よりはましかもしれませんが、天然塩のようなミネラルバランスや美味しさはありません。

ぜひ、使用している塩の製造方法を確認してみてください。

 

おすすめの塩を紹介

私がいつも使っているのは、「海の精」という塩です。

海水を平窯で煮詰めて作った、昔ながらの塩となっています。

そんなに高い商品ではありませんし、Amazonなどのネットショッピングで簡単に手に入ります。

500gで1,200円くらいと、それほど高いものではありません。

原料は海水100%で、他の原料塩やニガリなどは使っていません。

卵だけチャーハン、みたいな適当な料理でもかなり美味しくなるので、普段の料理に使うのもおすすめです。

 

以上、日本酒と塩のお話でした。

日本酒本来のおいしさが楽しめる飲み方なので、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

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