先日、雄町という酒米(酒造好適米)について調べていたところ、こんな情報を見つけました。
参考:宮下酒造㈱ 保湿化粧水 天下至聖
「保湿化粧水 天下至聖」という化粧水です。
この記事では、幻の酒米とも言われる雄町を使った日本酒でつくられた化粧品、という日本酒ファンや雄町愛好家「オマチスト」にも注目されそうな、この化粧品についてお話しします。
保湿化粧水 天下至聖とは?
「保湿化粧水 天下至聖」は、岡山県の宮下酒造がつくった保湿化粧水です。
日本酒を造っている酒蔵が化粧水?
と思う人もいらっしゃるかもしれませんね。
杜氏の手がキレイ?
杜氏の手はきれい、といわれることが多いそうです。
杜氏とは、日本酒を造る職人(または職人の監督者)のことです。
その理由は、日本酒や日本酒をしぼる前の醪(もろみ)には、たくさんの種類のアミノ酸やビタミンが含まれていることにあります。
このアミノ酸やビタミンに肌を保湿して滑らかにする効果があるのだそうです。
石川県金沢市の福光屋という酒蔵は「肌に塗るための日本酒」という商品を販売しています。
日本酒をお風呂の湯に入れて入浴する「日本酒風呂」という美容法もあります。
日本酒は肌に良い、というのは昔から経験的に言われていることなんですね。
「保湿化粧水 天下至聖」の特徴
「保湿化粧水 天下至聖」には、日本酒由来の12種類のアミノ酸のほか、ももやシソの葉など6種類の植物エキスも加えられています。
無香料、無着色で石油系の界面活性剤やパラベンやフェノキシエタノール(防腐剤成分)、などの添加物が入っていないのも特徴です。
雄町というお米で造られた日本酒は、特にアミノ酸が多いと言われています。
岡山の酒造メーカーによる日本酒をつかった化粧品は初なんだそうですが、雄町米の日本酒からつくられた化粧品という意味でもおそらく初の商品になるのではないでしょうか。
価格は120mlで5,400円。
宮下酒造㈱のホームページや、酒蔵に併設された「酒工房 独歩館」で購入することができます。
この商品は、日本酒を飲めない女性にも日本酒に親しんでもらおうと企画された商品なんだそうです。
好評であれば、クリームなどの商品展開も検討されているそうですよ!
宮下酒造㈱とは?
宮下酒造は岡山県岡山市の酒造メーカーです。
日本酒のほかにも、地ビール、焼酎、ウイスキーなど様々なお酒をつくっている総合酒類メーカーです。
先日、「雄町サミット」という雄町米でつくられた日本酒限定の鑑評会で「極聖(きわみひじり) 純米大吟醸 高島雄町」というお酒が金賞に選ばれています。このお酒は全国新酒鑑評会でも金賞に選ばれています。
日本酒メーカーとしても一流の酒蔵なんです。
もし興味が出てきたら、ぜひ日本酒も試してみてほしいと思います。
雄町でつくられた日本酒は、飲みやすい中にもお米の旨味を感じられて本当に美味しいですよ。
ネット購入は?
現在ところ、購入できるのは宮下酒造のホームページだけのようです
参考:保湿化粧水 天下至聖
発売日は2019の9月2日から。
現在のところ、Amazonや楽天での販売情報はありませんが、発売されたらさまざまなネットショップで販売される可能性があるので注目してみたいと思います。
まとめ
以上、岡山県の宮下酒造㈱の「保湿化粧水 天下至聖」の紹介でした。
お米の消費量の向上や日本の麹の文化の発展のために、日本酒を応援するのがこのブログの趣旨ですが、化粧品に広がっていくのもいい流れになるのではないかなと思ったので取り上げてみました。
お酒を飲まない人や日本酒が苦手という人にも、日本酒をつかった化粧品などの美容関連商品に、ぜひ注目してほしいなと思います。