ここでは、2019年に開催された雄町サミットの純米酒部門で優等賞を受賞した日本酒を紹介します。
雄町サミットは、雄町という銘柄の酒米でつくられた日本酒のみ対象にした日本酒のコンペです。
つまり、今飲んでおいしい雄町の日本酒が選ばれるということ!
雄町でつくられた日本酒に興味がある人に参考になれば幸いです。
ここでは純米酒部門の日本酒を紹介します。
吟醸酒部門はこちら →雄町でつくられた美味しい日本酒の紹介【純米吟醸】
雄町サミット2019で優等賞に選ばれた純米酒の紹介
雄町サミットの純米酒部門は「精米歩合が60%以上」と「精米歩合60%以下」の2部門があります。
精米歩合60%というのは、お米を玄米の状態から表面を40%精米する(削る、磨くとも言います)ことを言います。
表面の40精米した後の60%のお米で造られたのが、「精米歩合60%の日本酒」なんです。
それでは、優等賞を受賞した日本酒を紹介します。
純米酒の部(精米歩合60%以下)
審査対象48点から8点が優等賞に選ばれています。
宮城県
萩野酒造㈱ 日輪田 山廃純米雄町
宮城県栗原市にある、「日輪田」「萩の鶴」で有名な酒蔵です。
「日輪田 山廃純米雄町」は、山廃仕込みでつくられた純米酒です。
参考:萩野酒造株式会社
㈱中勇酒造店 花ノ文 特別純米原酒 雄町
加美郡加美町にある「夢幻」という銘柄の日本酒で有名な中勇酒造店(なかゆうしゅぞうてん)が造っている「花ノ文(はなのふみ)」という名前の特別純米酒です。
公式ページは更新中で情報はありませんが、岡山県産雄町を精米歩合50%まで磨いてつくられた特別純米酒なんだそうです。
参考:中勇酒造店
㈴川敬商店 橘屋 特別純米酒 雄町
遠田郡美里町にある川敬商店がつくっている特別純米酒です。
新潟県
青木酒造㈱ 鶴齢 特別純米 瀬戸産雄町
南魚沼市にある新潟県の有名な銘柄である「鶴齢(かくれい)」の特別純米酒です。
精米歩合55%の雄町米を使用してつくった、限定生産品となっています。
参考:青木酒造株式会社
長野県
大澤酒造㈱ 明鏡止水 純米雄町
長野県佐久市にある「明鏡止水(めいきょうしすい)」をつくっている大澤酒造の純米酒です。
岡山県産の雄町を精米歩合60%まで磨いてつくられた純米酒です。
5月、6月の限定品なんだそうです。
参考:大澤酒造㈱ 商品のご案内
静岡県
静岡平喜酒造㈱ 喜平 静岡蔵 純米酒 限定謹醸 雄町
静岡市にある静岡平喜酒造が造っている
精米歩合60%の雄町でつくられた純米酒です。
雄町米と静岡酵母でつくられた、柔らかい甘みが特徴の純米酒に仕上がっているそうです。
限定品で2019年は既に完売していますが、「喜平 大吟醸 原酒 雄華」「喜平 特別純米酒 雄町米」という雄町を使った日本酒も作っています。
参考:静岡平喜酒造
京都府
松本酒造㈱ 澤屋まつもと 守破離 雄町
京都市伏見区にある松本酒造が造っている
精米歩合55%まで磨かれた雄町でつくられた純米酒です。
参考:松本酒造
和歌山県
平和酒造㈱ 紀土-KID- 特別純米酒 雄町
海南市にある「紀土(きっど)」で有名な平和酒造がつくった特別純米酒です。
インターナショナルワイン・チャレンジ(IWC)2019年の「サケ・ブリュワリー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれている実力がある酒蔵なのですが、ネット上の情報が少ないです。
参考:平和酒造㈱
純米酒の部(精米歩合60%以上)
精米歩合60以上の純米酒部門からは、審査対象30点から優等賞6点が選出されています。
岡山県
菊池酒造㈱ 燦然 特別純米 雄町山廃
倉敷市にある菊池酒造がつくった山廃仕込みの特別純米酒です。
岡山県産の雄町米を精米歩合65%まで磨いてつくられた「山廃仕込」の特別純米酒。
岡山県という土地柄なのか雄町で作った日本酒を多く作っている酒蔵で、個人的にめちゃくちゃ気になっています
参考:燦然 純米 菊池酒造
㈱辻本店 gozenshu the silence Clean Reverb
真庭市勝山にある辻本店が造っている無濾過の純米酒です。
「菩提酛」という酒母の作り方にこだわっている酒蔵なんだそうです。
雄町にこだわったお酒造りをしている酒蔵で、このお酒も気になります。
秋田県
日の丸醸造㈱ 純米 まんさくの花 雄町70
「まんさくの花」で有名な日の丸酒造が造っている純米酒です。
雄町米を精米歩合70%まで磨いてつくられた純米酒です。
佐賀県
天山酒造㈱ 七田 七割五分磨き 雄町 ひやおろし
小城市にある天山酒造が造っている、精米歩合75%の純米酒のひやおろしです。
「Kura Master」「インターナショナルワイン・チャレンジ」「全米日本酒鑑評会」など様々なコンペで入賞を果たしている実力のがある酒蔵です。
参考:天山酒造株式会社
栃木県
㈱虎屋本店 七水 純米酒 70 雄町
宇都宮市にある虎屋本店が造っている「七水(しちすい)」の純米酒です。
精米歩合70%でつくられた、食中酒をイメージしてつくられた純米酒に仕上がっているそうです。
兵庫県
奥藤商事㈱ 忠臣蔵 生酛純米 雄町
赤穂市にある奥藤商事が造っている「忠臣蔵」という銘柄の純米酒です。
精米歩合65%の雄町をつかい生酛造りでつくられた純米酒となっています。
参考:はりま酒文化ツーリズム
まとめ
以上、雄町サミット2019で受賞した純米酒部門の日本酒の紹介でした。
雄町は旨味と酸味のバランスが良いのが特徴なので、吟醸酒でない純米酒でもその個性を存分に楽しむことができると思います。
ここで紹介しているお酒はお求めやすい価格のお酒ばかりですので、興味を持ったらぜひ雄町米の「純米酒」を試してみてください。