二日酔い対策 飲酒の害

【和らぎ水】日本酒を飲むときに一緒に水を飲んだ方がいい理由

「和らぎ水」を知ってますか?

日本酒を飲む合間に飲む水のことを「和らぎ水」と呼びます

ウイスキーなどの用紙を飲む時、チェイサー(追い水)を飲むという習慣がありますが、日本酒の場合でも水を飲むということは大切なんです。

この記事では、日本酒を飲む合間に飲む「和らぎ水」の効果と飲み方についてお話しします。

和らぎ水の効果

和らぎ水を飲むことの効果をいくつか挙げてみます。

酔うのが遅くなる

お酒を飲んだ直後に水を飲むことで、体の中のアルコールの濃度が上がるのを防ぐことができます。

お酒を飲んだ後に、 お酒と同じ量の水を飲めば体内のアルコール濃度は半分になります。

すると、酔うのがゆっくり穏やかになります。

酔いを和らげる水なので和らぎ水と呼ばれているわけですね。

味覚がリフレッシュされる

日本酒はアルコールの濃度の強いお酒なので、飲む度に舌の感覚が鈍ってしまいます。

水を飲むことで舌の感覚が一度リフレッシュされる、という効果があります。

水を飲むことで次の一杯がさらに美味しくなりますし、一緒に食べている料理の味も良くわかるというメリットがあります。

飲みすぎを防げる

純米吟醸酒などの高級なお酒はさらっと飲めてしまうのでつい忘れてしまうのですが、日本酒はワインよりも度数が高いお酒です。

だから、飲みやすいからと言って勢いよく飲んでしまうのは危険!

和らぎ水を一緒に飲むことで胃が膨らみ、お酒を一度にたくさん飲んでしまうことを防ぐことができます。

身体が脱水状態になることを防げる

アルコールには利尿作用があります。

トイレに行く回数も増え、また体温が上がって発汗することによっても、体の中の水分が減ってしまいます。また、肝臓がお酒のアルコールを分解しているのですが、その時にも多くの水分が使われています。

このため、飲酒をすることによって身体が脱水症状になってしまうんですね。

また、脱水症状によって脳も水分が足りない状態になってしまうので、それが原因で頭痛が発生する場合があります。

ドロドロの血液を脳まで運ばなくてはいけないので、脳の血管が広がる

広がった脳の血管が周りの神経を刺激して頭痛を起こす

というプロセスで頭痛が発生するわけです。

このような理由で、脱水症状と頭痛の原因となっている脱水症状を回避するために、和らぎ水を飲むことが大切なんですね。

 

和らぎ水の正しい飲み方

和らぎ水の飲み方にはの飲み方にはポイントがあります。

3つのポイントをまとめてみます。

お酒と水を交互に飲む

お酒を飲んだら、その後すぐに和らぎ水を飲む。

という習慣にしておけば、お酒ばかりをたくさん飲んでしまうということが起こりにくくなります。

水を飲むまでに時間を空けてしまうと、体内のアルコール濃度が上昇してしまいますので、すぐに飲むほうが良いです。

お酒と同じぐらいの量を飲む

先ほども少しお話ししましたが、お酒を飲んだら、お酒を飲んだ量のお酒と同じ量の水を飲むようにするのがおすすめです。

これで脱水状態を防ぐことができます。

常温の水を飲む

居酒屋などでお水を頼むと氷入りのお水を出してくれるところが多いですが、冷たい水は身体に負担をかけてしまいます。

胃腸や腎臓の活動が活発になりすぎることで、疲れを感じやすくなってしまいます。

和らぎ水として水を飲むときは、常温か沸騰させてから冷ました白湯を飲むのが効果的です。

 

和らぎ水とは少し違いますが、日本酒を水で割ったり、ワインと同じようにソーダで割る飲み方もあります。水と一緒にのむという意味では良い方法なので、いろいろ試してみると良いですね。

またお店によっては酒蔵から仕入れた仕込み水(お酒を造るときに使う水)を提供しているところもありますので、おいしい水を楽しむという考え方も楽しいですね。

 

空腹時の飲酒にも注意!

アルコールは胃で約20%、小腸で約80%吸収されます。

空腹の状態でお酒を飲むと、あルコール吸収が早い小腸にアルコールが直接流れていくことになります

胃腸で吸収されたアルコールは血液を通して肝臓に運ばれますが、一度に大量のアルコールが流れてしまうと肝臓で処理しきれなくなり、酔いがひどくなってしまいます。

しかし胃の中に何か食べ物があれば、それだけアルコールが胃に止まっている時間が長くなるので、小腸に流れるスピードもゆっくりになります

またアルコールは胃酸の分泌をよくしますので、空腹の状態でお酒を飲むと胃酸が出すぎることになり胃の粘膜が傷つく場合もあります。

家を大切にするためにも空腹時のお酒はできるだけ避けた方が良いです。

居酒屋でお通しが出るのは、少しでも食べ物を食べてから飲み始める方が体によい飲み方になるというのが理由でもあります。

和らぎ水を飲むこととともに、何かを食べてから、もしくは食べながらお酒を飲むということも体に負担をかけないためには大切なことです。

甘めの味の日本酒にはチーズも合います。チーズのような油分が多い食べ物は油分が胃腸をおおうことで守ってくれるのでおすすめです。

 

まとめ

以上、和らぎ水のお話でした。

特にお酒が強くない方には、ぜひ実践してみていただきたいです。

お酒は飲み過ぎないように自分のペースでゆっくり楽しみたいですね!

 

・お酒を飲んだら、同じ量の水を飲む

・水の温度は常温か白湯(50℃くらい)で

 

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