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【菊正宗 キクマサピン】パック酒の元祖はどんなお酒?【燗で美味しい】

菊正宗 ピン

最近、よくスーパーマーケットなどで目にする紙パックに興味を持っていろいろ飲んでいるのですが、今回はその代表格である「菊正宗 キクマサピン」を購入して飲んでみました。

180mℓの小さいパックで買えるのが良いですね。今回常温・冷酒用と熱燗用にするために2パック購入しました。

それではさっそくレビューしてみます。

 

菊正宗 キクマサピンを飲んでみたのでレビュー

まずは常温で。

意外と普通に美味しいです。日本酒の味がしっかりします。味は結構辛め。

香りは控えめですが、意外にしっかりした味とキレのいい後味なので、よくある甘ったるいパック酒とは違うちゃんとした日本酒です。

パック酒によくあるストローなんですが、常温で美味しいといってもあまりストローで飲むのはおすすめできません。

そもそもあまり香りがないお酒ではあるのですが、ストローだと華で香りを感じることができないためかなり物足りない印象になります。

おちょこなどの別の容器に移して飲むのが、日本酒を楽しむのに最低限必要なことだと思います。

冷蔵庫で冷やすと味も香りもかなり控えめになります。

飲みやすいと言えば飲みやすいですが、全体的にかなり薄い印象になってしまうのであまりおすすめではない気がしますね~。

 

キクマサピンを熱燗で

そして、熱燗

パック酒といえば熱燗、という印象を勝手に持っていますが、この「菊正宗 キクマサピン」もかなりいけます。

香りがしっかりと立つようになりますし、辛口の味と合わさって美味しいです。

45℃~50℃くらいの熱燗にして飲むのが一番のおすすめという感じがします。

温度を上げたら辛さがひかえめなやわらかい飲み口になりますし、冬にゆっくり飲むのに最適な美味しい燗酒になります。

 

良くも悪くもすごく日本酒っぽいお酒なので、あまり初心者には向かないかもしれませんが、燗酒が好きな人であれば結構美味しいと感じる人が多いお酒な感じがしますね。

 

菊正宗 ピンってどんなお酒?

キクマサピン」は日本一の日本酒どころである灘地方の酒蔵「菊正宗酒造」がつくっている日本酒のいわゆる「パック酒」です。

菊正宗の中でも、一番安いお酒のラインナップになります。

参考:キクマサピン ブランドサイト

パック酒のような普通酒は糖類、酸味料が添加されていることが多いのですが、キクマサピンはこれらが添加されていないのが特徴になります。

発売されたのは1983年(昭和58年)。

その頃は日本酒は一升瓶による販売がスタンダードでした。

そんな時代に紙パックに入れて販売する「パック酒」として新登場したのが「菊正宗 キクマサピン」です。

 

アルコール分は14%以上15%未満原材料は米、米麹、醸造アルコールです。

日本酒度が+3.5とパック入りのお酒としてはやや辛口の味わいが特徴。

2種類の酵母を使って、日本酒本来の旨味を引き出してつくられたお酒になっています。

商品のラインナップとしては、今回購入した180mlパックの他に、

 

500mℓ(定価421円)

720mℓ(624円)

900mℓ(748円)

2,0ℓ(1,480円)

3,0ℓ(2,153円)

 

といった容量のパックが販売されています。

小さい容量のパックはスーパーマーケットやドラッグストアなどでも販売されていますが、大容量のパックが必要であれば、ネット購入もおすすめです。

2㎏や3㎏のパックを持ち運ぶのは結構重いですよね。

 

まとめ

・「菊正宗 キクマサピン」は燗酒(45℃~50℃)がおすすめ

・パック酒の元祖である

・日本酒初心者にはおすすめできないかも

 

キクマサピンが始めた紙パック入りの日本酒ですが、紙パックならではの利点もあります。

光が入りづらい

容器を捨てるのが簡単

大容量で販売できる

といった点です。

 

今でこそ、白鶴、大関、沢の鶴など、多くの酒造メーカーがパック入りのお酒を販売していますが、その原点が今回紹介した「菊正宗 キクマサピン」なんですね。

寒い冬の夜は、そんな歴史をかみしめながら熱燗を楽しむのも良いかもしれませんね。

菊正宗のパック酒は以前「しぼりたてギンパック」も記事に書きました。

参考:【菊正宗 しぼりたてギンパック】味の特徴をレビュー【受賞多数】

 

大衆向けの普通酒の品質にこだわっているのが、日本を代表する酒蔵として日本酒の製造技術を高めている菊正宗のこだわりなんでしょうね。

 

 

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