GoogleやYahoo!で「日本酒風呂」というキーワードで検索すると、いろんな情報が出てきます。
女優の長澤まさみさんが日本酒風呂を実践しているいうニュースがあったことをきっかけに、実践している人が多くなってきている気がします。
そこで気になったのが、「日本酒風呂 鬼ころし」というキーワード。
記事によっては、「日本酒風呂は合成清酒はNG」と書いてあるにもかかわらず、その後すぐ「おすすめは鬼ころし」と書かれていて、私の頭の中が「?」となりました。
ここでは、日本酒風呂と合成清酒について書いてみたいと思います。
目次
日本酒風呂のやり方をおさらい
まずは、日本酒風呂のやり方について簡単におさらいしてみたいと思います。
・38℃〜39℃のぬるめの温度の湯温
・日本酒を入れる量はコップ1杯くらいから試して、徐々に増やしていく
という感じです。実践方法自体は非常にシンプル。
塩(天然塩)を併用している人も多いみたいですね。(入れる量は大さじ2〜3杯くらいで十分効果があります)
また注意点は、
・アルコールに弱い人は注意して実践(または避ける)
・入浴後はすぐにお湯を捨てる
という感じです。
詳しい実践方法については以前書きましたので、こちらの記事を参照してください。
日本酒風呂に合成清酒はNG?
ここで問題になってくるのが、お風呂に入れる日本酒の種類です。
多くの日本酒風呂を解説しているサイトには
「合成清酒はNG」
と書かれています。
合成清酒は米、米麹、水、醸造アルコールを入れて造られたお酒に「糖類」「酸味料」が加えられて造られたお酒です。つまり、もともとの日本酒の成分はかなり少なくなってしまっているお酒なんです。
日本酒風呂に日本酒特有のアミノ酸や香りの作用を期待するなら、合成清酒は避けた方が良いと言われるのはそういう理由があるからなのではないかと思います。
「鬼ころし」はどんなお酒?
これまでの内容を踏まえた上で、日本酒風呂におすすめされていることが多い鬼ころしの成分を見てみましょう。
引用元:清州桜醸造株式会社
「糖類」「酸味料」が入っていることがわかります。
つまり「鬼ころし」は合成清酒なんですね。
日本酒風呂本来の効能を期待して合成清酒を避けるなら、「鬼ころし」はそれに適合するお酒ではないということになります。
本当に「合成清酒」は日本酒風呂に適さないのか?
そこで1つ疑問に思うのは、本当に「鬼ころし」は日本酒風呂に適さないのか、ということです。
実際に1パックをお風呂に入れて試してみました。
ミニパックの容量は180mlなので、日本酒風呂に入れる量としては十分な量です。
結果、体が温まる効果は十分に感じられました。
たぶん、日本酒風呂に「鬼ころし」をおすすめしている人は、みんな「鬼ころし」での日本酒風呂の効果をしっかりと実感しているのだと思います。
つまり、誰かが言った「合成清酒はNG」という言葉をそのまま受け売りしているだけで、実際に日本酒風呂を実践する場合には合成清酒でも全然OKという可能性が高いのではないかと思います。
酒風呂に「合成清酒」はOK!
コンビニで100円(+消費税)で購入できるので、少し高めの入浴剤として利用するのは全然ありだと思います。
昔と違って、現在販売されている合成清酒は割としっかりと造られていて、スーパーやコンビニで販売されている日本酒に質の低いお酒は流通していません。(少なくとも私は見たことがありません)
安心して「鬼ころし」でも日本酒風呂を試してみてほしいなと思います。
よくよく考えてみれば、日本酒風呂の入浴剤という商品もあるくらいなので、日本酒に添加されている糖類や酸味料なんてそれほど気にする必要はないよなーと思います。
大手の酒蔵である白鶴もこんな入浴剤を販売しています。
まとめ
・合成清酒には「糖類」「酸味料」が入っている
・鬼ころしは一応「合成清酒」のカテゴリー
・日本酒風呂に「合成清酒」を使うのはOK
やっていただくとわかりますが、日本酒風呂は体がめちゃくちゃ暖まります。
身体に疲れを感じるときは、ぬるいお湯に日本酒を入れてゆっくり浸かると、血行が良くなって気持ちいいですよ。
ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、日本酒風呂に使う廉価なパック酒ならこれがおすすめです。
「糖類」「酸味料」が入っていない安価なパック酒で、意外と飲んでもおいしいです。
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