日本時間の2019年7月9日に、インターナショナルワイン・チャレンジ(IWC)のSAKE部門の「チャンピオン・サケ」「グレートバリュー・アワード」「「サケ・ブリュワリー・オブ・ザ・イヤー」が決定しました。
ここでは、これらの3つの賞を受賞した日本酒と酒蔵を紹介します。
目次
「チャンピオン・サケ」とは
「チャンピオン・サケ」は、イギリスのロンドンで毎年開催されているインターナショナルワイン・チャレンジというコンクールの日本酒部門の最高賞です。
インターナショナルワイン・チャレンジは国際的なワインのコンクールですが、その中には日本酒の部門(SAKE部門)があります。
2019年には「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」という9つの部門でコンクールが行われます。
部門別に産地や銘柄などの情報を全て伏せて審査が行われ、「ゴールドメダル」「シルバーメダル」「ブロンズメダル」「大会推奨酒」の4つの賞が選ばれます。
ゴールドメダルを獲得したお酒の中から特に優れた銘柄のお酒に「トロフィー」が与えられ、さらに「トロフィー」の中から「チャンピオン・サケ」が選ばれます。
「チャンピオン・サケ」は、毎年1つだけ選ばれる栄誉ある賞なんです。
2019年の「チャンピオン・サケ」は?
2019のチャンピオン・サケに選ばれたのは、
「勝山 純米吟醸 献」というお酒です。
「勝山 純米吟醸 献(けん)」とは?
引用元:https://www.katsu-yama.com/products/ken.html
「勝山 純米吟醸 献(けん)」は、宮城県仙台市にある仙台伊沢家勝山酒造という酒蔵が造った純米吟醸酒です。
参考:https://www.katsu-yama.com/products/ken.html
原料米は山田錦100%。
精米歩合50%の純米吟醸酒で、アルコール度数16%。
日本最大の日本酒鑑評会である「SAKE COMPETITION」の純米吟醸の部で、2015年、2016年と2年連続で日本一に輝いた銘酒です。
2016年のインターナショナルワイン・チャレンジでもゴールドメダルに輝いています。
2017年のJAL(日本航空)のビジネスクラスで提供される日本酒にも選ばれています。
JALのプレスリリースに提供される日本酒のリストがあります。
参考:http://press.jal.co.jp/ja/release/201702/004191.html
7月末から今年の販売分が購入できるようです。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
「グレートバリュー・アワード」の受賞酒
引用元:菊正宗 しぼりたて銀パック ブランドサイト
「グレートバリュー・アワード」とは、高品質でありながら、コストパフォーマンスにも優れた日本酒に与えられる賞です。
10万本(720ml換算)以上の生産量、日本での小売価格1,000円以下のお酒の中から選ばれます。
菊正宗 しぼりたてギンパック
2019年の「グレートバリュー・アワード」に選ばれたのは、
菊正宗酒造の「菊正宗 しぼりたてギンパック」です。
ローソンでも購入できるお酒ですが、菊正宗のこだわりが詰まったお酒です。
菊正宗のブランドサイトに詳しい情報があります。
参考:http://www.kikumasamune.co.jp/products/gin/
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017」の最高金賞に選ばれているお酒です。
吟醸酒特有の香りの吟醸香の元である「カプロン酸エチル」が豊富に含まれているのが特徴で、フルーティーで美味しいお酒に仕上がっています。
冷やしてグラスでフレッシュな味わいを楽しむのがおすすめの飲み方なのだそう。
和食にも洋食にも合う日本酒に仕上がっています。
「サケ・ブリュワリー・オブ・ザ・イヤー」受賞蔵
引用元:平和酒造株式会社
「サケ・ブリュワリー・オブ・ザ・イヤー」とは、SAKE部門で複数エントリーしたすべての日本酒で高い評価を得た酒蔵に与えられる賞です。
2019年に選ばれたのは、和歌山県の「平和酒造株式会社」です。
参考:http://www.heiwashuzou.co.jp/wordpress/
「紀土」を造っている平和酒造株式会社
平和酒造株式会社は「紀土」という銘柄の日本酒を造っている酒蔵です。「きっど」と読むそうです。
平成元年、5年、17年、20年に全国新酒鑑評会の金賞を受賞した酒蔵です。
公式ホームページに商品の紹介が無いので、少し情報が探しにくいですね(笑)
平和酒造は「紀土」のほかにも、「鶴海の梅酒」「平和クラフト(ビール)」も製造しています。
Amazonや楽天で購入できる銘柄もあるので、気になる方は探してみてください。
まとめ
以上、インターナショナルワイン・チャレンジの受賞酒と酒蔵の紹介でした。
毎年開催されているコンペなので、飲んだことがない日本酒選びの参考になりますね。
ネットや酒店で購入できる銘柄も多いので、機会があったらぜひ飲んでみてくださいね。