これまでなんとなく敬遠してしまっていましたが、食わず嫌い(飲まず嫌い)はいけないと思って購入してきました。
「白鶴まる」です。現在、日本で一番売れている日本酒の銘柄になります
今日はこのお酒をレビューしてみたいと思います。
パック酒、というだけで甘ったるくてアルコール感が強くてまずい・・
という印象を持っていましたが、良い意味で予想を覆す印象のお酒でした。
「白鶴まる」とは
「白鶴まる」は、 白鶴酒造株式会社がつくっている日本酒です。
いわゆる灘の酒と呼ばれている、灘五郷の地域を代表する酒造メーカーです。
日本で最も有名なパック酒の銘柄の1つであり、 テレビCMも良く放映されているのを目にする機会もあると思います。
「白鶴まる」を飲んでみた
それでは、さっそく飲んでみましょう!
常温
スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアでは常温夏の棚に置かれています。
なので、まずは常温で飲んでいました。
口当たりは甘口ですっと入ってきます。
が、後味がいかにも糖類、酸味料を添加した日本酒という感じのべたっとした甘さが残ります。
うーん・・これは、正直言ってあまり美味しくないかな。
冷酒
このお酒は温度を変えて飲んでみる必要がありそう。
ということで、冷蔵庫で冷やして飲んでみました。
冷やすことで、後味がすっきりしてかなり飲みやすくなります。
人間の舌は温度が下がった飲み物や食材の旨味を感じにくくなる特性があります。
冷やすことで甘味がすっきりして、常温の時に感じた不自然な甘みが緩和されたんだと思います。
これはまあまあいけますね。できれば、5℃くらいまで冷やしたほうが良いかもしれません。
ぬるくなる前に飲んでしまうことが大切です。
燗(熱燗=50℃)
うちの父親がよくパック酒をレンジで熱燗になるまであたためて飲んでいたのを思い出して、思い切って熱燗にしてみました。
温度計できっちり温度を測りました。
熱燗にすると、アルコール感と甘味がお酒の旨味と統合されて、意外にもかなり美味しいです。
熱燗で飲むのが好きな日本酒ファンに支持されているのかもしれません。
寒い季節になったら、鍋をつつきながらお酒を熱燗で飲むのも体が温まっていいかもしれませんね。
一番売れている日本酒というだけあって、安いなりにもそれなりの実力があるお酒なんだということがわかりました。
飲んでみないとわからないものですね!
白鶴まるってどんなお酒?
白鶴酒造の「白鶴まる」の特設ページに詳しい情報が載っています。
参考:http://www.hakutsuru.co.jp/maru-club/
「インターナショナルワインチャレンジ2019 SAKE部門 普通酒カテゴリー」でシルバーメダルを受賞しているそうです。
やはり、普通酒としてはかなりレベルの高いお酒なんだと思います。
最初に発売されたのは1984年。
発売されてからなんと35年の歴史があるお酒なんですね
販売当初から、インパクトなら赤いパッケージで販売されていました。
原材料
米(国産)、米こうじ(国産米)、
醸造アルコール、糖類 / 酸味料
いわゆる、糖類と酸味料が添加されたパック酒の普通酒ですが、長く販売されている人気銘柄だけあって、それなりのおいしさがあるお酒です。
料理酒と日本酒風呂にも最適!
AMAZONのレビューを見ると、料理酒としていつも使っている方や日本酒風呂に使っている人もいるという投稿がありました。
近所のドラッグストアでは640mlで467円で購入できましたのでコスパは抜群。
料理酒と違って塩分などの余計な添加物が少ないので、料理酒代わりに使うと料理が美味しくなるんだそうです。
最大で3ℓのものがありますので、大量の使う場合はネット通販を使うのが便利だと思います。
少量の場合は、スーパーやドラッグストアで購入するほうが安い場合が多いと思います。
まとめ
私的評価
冷酒・・〇
常温・・(限りなく×に近い)△
熱燗(50℃)・・◎
香りはあまり感じない
良くも悪くも日本酒っぽさが前面に出てくるお酒なので、日本酒の初心者や苦手意識がある人に向いたお酒ではありませんので注意。
熱燗は、このような安価なお酒のためにある飲み方なんだな、ということがわかったのが今回の収穫でした。
料理や日本酒風呂にも向いているお酒だと思うので、興味があったら試してみるのも良いのではないでしょうか。