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SAKE COMPETITION 2019 スパークリング部門の受賞酒が決定
2019年6月に、「SAKE COMPETITION 2019」の受賞酒が決定しました。
SAKE COMPETITIONとは?
「SAKE COMPETITION」は、日本酒のみで行われるコンペティションです。
2012年から始まった比較的新しい賞ですが、出品される日本酒の数が世界最多のコンペティションとなっています。
純米酒、純米吟醸、純米大吟醸、吟醸、Super Premium、スパークリング、海外出品酒という7つの部門があります。
2019年開催の時には1919銘柄ものお酒が出品されました。
受賞酒の発表の際に「1位、2位、3位」といったように順位をつけるのが特徴です。
たくさん出品されているお酒の中の受賞酒なのでどれも美味しいのは間違いないと思いますが、順位が付けられていると選ぶのにわかりやすいかもしれませんね。
審査は、ブランドや産地などの情報を完全に伏せられて行われますので、美味しいお酒を造ればどんなブランドのお酒でも上位入賞する可能性があるコンペティションとなっています。
SAKE COMPETITION 2019受賞のスパークリング日本酒3選
それでは、SAKE COMPETITION 2019スパークリング部門を受賞したスパークリング日本酒を3つ紹介します。
スパークリング部門に出品されたのは68銘柄で、受賞したのは3つのお酒です。
順番に紹介します。
1位 出羽鶴 awa酒 明日へ (秋田清酒株式会社 秋田県)
見事1位に輝いたのは「出羽鶴 awa酒 明日へ」です。
引用元:https://www.igeta.jp/item/brand/dewatsuru/4395/
秋田県の秋田清酒株式会社が造った瓶内2次発酵によるスパークリング日本酒です。
瓶内2次発酵には瓶の中にアルコール発酵を行う酵母を含んだ澱(おり)が必要で、これがにごり酒のにごりになることが多いのですが、この「出羽鶴 awa酒 明日へ」は、発酵をが終わった後に澱を取り除いてクリアな日本酒に仕上げているのが特徴です。
また、スパークリング日本酒には甘口のお酒が多い中、日本酒度+9というシャープな辛口の味わいに仕上がっています。
720mlで5,400円の純米吟醸スパークリング。
シャンパンが好きならぜひ飲んでみてほしいお酒です。
現在(2019年7月)はとても人気で品薄になっていて、入手困難なお酒になっています。
参考:秋田清酒株式会社
「出羽鶴」以外にも、「やまとしずく」「刈穂」という銘柄のお酒も造っています。
2位 SPARKLING RAIFUKU (来福酒造株式会社 茨城県)
2位は茨城県の来福酒造株式会社が造った「SPARKLING RAIFUKU」です。
参考:来福酒造株式会社
「SPARKLING RAIFUKU」はホームページに記載がありませんでした。期間限定のお酒なのかもしれませんね。
来福酒造は直接ネット販売を行っていない蔵元です。
「SPARKLING RAIFUKU」は茨城県産の五百万石を使用した炭酸ガス封入型のスパークリング日本酒です。
きめの細かい泡によるさわやかな飲み口が特徴。
720mlで1,890円と手ごろな価格なので、ぜひ再販を期待したいですね。(現在はどのネットショップも品切れになっています・・)
3位 八鹿 スパークリング Niji (八鹿酒造株式会社 大分県)
そして3位は「八鹿スパークリング Niji」です。
引用元:https://www.yatsushika-club.com/SHOP/YA357.html
瓶内2次発酵により半年間低温でじっくり発酵させて造られた、さわやかな飲み口のスパークリング日本酒です。
大分県九重町で造られた酒米で造られた純米すのスパークリングです。
アルコール度数8%と弱めなのも特徴で、日本酒が苦手な人にもおすすめ。
インターナショナルワイン・チャレンジ2019のスパークリング部門でもゴールドメダルを受賞したお酒です。
全国新酒鑑評会でも金賞常連の蔵元で(平成以降では九州最多!)全国でも上位の入賞数なんだそう。
九州は焼酎のイメージが強いですが、美味しい日本酒もあるんですね。
まとめ
以上、SAKE COMPETITION 2019 スパークリング部門の入賞酒の紹介でした。
1位と2位のお酒は入手困難なので目にする機会があったら是非購入してみたいと思っています。
2位の「SPARKLING RAIFUKU」の価格が安いのにも驚きました。日本酒の味は必ずしも価格と比例しないんですね!
ぜひコンペ結果なども参考にしながら、お気に入りのスパークリング日本酒を見つけてくださいね。