以前からAmazonのランキングの上位にあって気になっていたお酒がこちら、
月桂冠の「月(つき)」です。
兵庫県の灘地方の大手、有名酒蔵である月桂冠がつくっているパック入りの日本酒です。
数あるパック酒の中でもなぜトップクラスの人気があるのかが気になったので、この記事では月桂冠「月(つき)」について書いてみます。
月桂冠「月(つき)」を飲んでみた
スーパーマーケットで598円(税込)で購入しました。
外観、月をイメージしたパッケージが印象的です。
さっそく、温度を変えながら飲んでみました。
冷蔵庫で冷やす
さっそく、冷蔵庫で冷やして飲んでみました
すっきりして飲みやすいです。
日本酒のイヤな部分は全くありませんが、その反面、味に深みはなく酸味もありません。
香りもかなりひかえめです。
味の濃さは、
月桂冠 月 < 白鶴 まる < 沢の鶴 米だけの酒
という感じですね。
私は味が濃い純米酒が好きなのでドンピシャ好みというわけではありませんが、すっきり辛口の日本酒が好き、という人であれば、案外飲みやすくて美味しく感じるお酒かもしれません。
常温
後味すっきりで飲みやすいのは変わりません。
パック酒は常温だとイマイチというお酒が多いですが、このお酒は糖類と酸味料が添加されていないためか、不自然な甘さはありません。
だけど決め手が無い味かなあという印象。
すっきりした味わいが特徴のお酒なので、冷蔵庫で冷やしたほうが美味しいと思います。
熱燗(50℃)
白鶴「まる」が熱燗で美味しいお酒だったので、このお酒も熱燗にしてみました。
すっきりとした燗酒という感じで、意外と悪くありません。
白鶴「まる」が丸くなった甘さがなじむことで美味しくなるのに対して、月桂冠「月」はすっきりした味わいと喉越しのお酒です。
熱によって味の印象があまり変わらないというのがこのお酒の特徴なのかも。お酒の味が薄めということも影響しているのかもしれません。
これはこれで美味しいです。
冬の寒いときに飲むと体が温まりそうで良いですね。
白鶴「まる」もそうでしたが、パック酒は熱めの燗酒で、というのが定番の飲み方なのかもしれません。
「月桂冠 月(つき)」ってどんなお酒?
「月桂冠 月(つき)」は、兵庫県の灘地方に次ぐ酒どころとして有名な京都、伏見にある月桂冠株式会社がつくっている日本酒の銘柄です。
参考:https://www.gekkeikan.co.jp/products/type04/tuki/
最近だと、「THE SHOT」というお酒が全国でテレビCMをしているのを目にすることが多いかもしれませんね。
「月桂冠 月」は、月桂冠がつくっている日本酒の中でも、最も多く販売されているお酒です。
口当たりの良さとすっきりした後味が特徴のお酒で、食中酒や料理酒として使用されるなど、普段の過程で消費される定番酒として長年人気になっています。
国産米を100%使用し(米の銘柄は記載なし)、京都伏見の「伏水(ふしみず)」を使って仕込まれた日本酒です。
パック酒には「糖類、酸味料」が添加されているお酒が多いのですが、「月桂冠 月」はこれらを添加していないのが特徴になっています。(醸造アルコールは添加されています)
すっきりした味わいを作る「さわやかキレ酵母」
「月桂冠 月」の特徴はすっきりとした後味なのですが、その特徴を生み出しているのが月桂冠が独自に発見した「さわやかキレ酵母」です。
酵母が生み出す有機酸と呼ばれる成分なんだそうですが、この有機酸を多く生み出すのがこの「さわやかキレ酵母」なんだそうです。
特許も取得しているそうです。
日本酒を作るときには日本醸造協会の協会系酵母(きょうかい酵母)を使うことが多いのですが、月桂冠は独自の酵母を使うというこだわりがあるんですね。
味わい
甘辛・・中口
やや淡麗
アルコール分・・13%~14%
原材料・・米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
小さいパックでは100mLのものから、一番大きいものであれば3リットルのパックがあります。
開封したら冷蔵庫での保存が基本になるので、冷蔵庫に入れることを考えたら2リットルのパックが一番使いやすいと思います。
ネット購入であればまとめ買いも可能です。
料理酒に使うなど、多く日本酒を使いたいのであればネットでの購入もおすすめです。
まとめ
・「月桂冠 月(つき)」はすっきりした味わいが特徴のパック酒
・味わいはかなりあっさり(日本酒に味の深みを求める人には不向き)
・熱燗がおすすめ
月桂冠がつくっているパック酒ですが、売れているだけあってちゃんと美味しいお酒でした。
中口ですが、キレがあって飲みやすいお酒です。
日本酒らしいお酒で香りもあまりなく甘い味わいでもないので、日本酒初心者には向かないかもしれませんね。
価格も手ごろなので、料理酒に惜しげもなく使えるのも良いと思います。